メルカリでクレジットカード現金化する4つの方法と注意点を徹底解説

「メルカリでクレジットカードを現金化できるの？」

そんな疑問を持つ人は少なくありません。

実際、過去には“現金出品”での現金化が社会問題となり、逮捕者が出たケースもありました。

現在は規約で禁止されているものの、グレーゾーンを突いた現金化方法は今も存在しています。

本記事では、メルカリを使って現金化する5つの方法と、それぞれのメリット・注意点を紹介。

さらに、もっと手軽で安全な現金化手段もあわせて解説します。

リスクを避けつつ、できるだけ損をせずに現金化したい方は、ぜひ参考にしてください。

監修者：山田 竜一郎（やまだ りゅういちろう）

アトペイ代表。早稲田大学卒業。金融業界にてキャリアを積む。自身の実体験として、クレジットカードや後払い決済を用いた現金化を行った経験があり、その知見と業界理解を活かして記事監修を担当。 ユーザーの立場に立った「現実的かつ安全な現金化の考え方」を伝えることをモットーとし、専門性とリアルを両立したコンテンツ監修を行っている。

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メルカリでクレジットカード現金化する主な5つの方法

メルカリでは直接「現金」を出品・購入することはできませんが、クレジットカード決済と商品売買をうまく活用すれば、現金化につなげる方法が複数存在します。

ここでは、現在でも利用されている5つの方法を紹介し、それぞれの特徴をわかりやすく比較します。

メルカリの現金化方法①：自演購入で現金化する

もっともシンプルで即効性の高い現金化手段として知られているのが「自演購入」です。

メルカリのアカウントを2つ用意し、自分で出品した商品を自分でクレジットカード決済して購入することで、売上金として現金化する方法です。

ただし、この手法はメルカリ規約に違反しており、リスクが高い方法でもあるため、内容をよく理解した上で判断する必要があります。

現金化の流れ

以下は自演購入による現金化の手順です。

STEP1：メルカリアカウントを2つ用意

自演購入には出品用・購入用の2つのアカウントが必要です。

本人確認や登録情報が重複すると弾かれるため、別名義や家族・友人の協力が必要になるケースもあります。

STEP2：アカウントAで商品を出品

出品用のアカウント（以下、A）で「現金化したい金額相当の価格」で商品を出品します。

出品する商品は何でもよく、ダミー画像・適当な説明文でも出品可能です（※実際に商品は発送しません）。

STEP3：アカウントBでカード決済購入

購入用のアカウント（以下、B）でクレジットカードを使い、アカウントAの商品を購入します。

STEP4：発送＆受取評価を自演で行う

決済が通ったら、アカウントAで「発送通知」を行い、アカウントBで「受取評価」を完了させます。

その後、A→Bの相互評価により取引が成立します。

STEP5：売上金を振込申請

売上金が反映されたら、アカウントAで「振込申請」を行い、指定口座に現金を受け取ります。

通常の振込は1〜2営業日、お急ぎ振込なら即日〜翌日には反映されます（※手数料200円）。

換金率の目安

自演購入での換金率は比較的高く、約88〜90％前後が目安です。

実際の計算式は以下の通りです。

例：1万円を現金化する場合

• 販売価格：10,000円
• 販売手数料：−1,000円（10％）
• 振込手数料：−200円
• 実質受取額：8,800円（換金率88％）

市場に売る手間もなく、カード決済ですぐに売れる＝即日で換金できるのが最大のメリットです。

さらに、メルカリの通常決済を利用しているだけのように見えるため、カード会社に現金化を疑われるリスクも極めて低いとされています。

バレた時のリスクと注意点

自演購入による現金化は、メルカリの利用規約違反行為です。

とくに問題視されるのが「複数アカウントの所持」です。

利用規約抜粋（メルカリ 第4条）
ユーザー等は、複数のユーザー登録を行うことができないものとします。

また、以下の項目が重複していると、アカウント作成時にブロックされる可能性が高まります。

• IPアドレス
• 電話番号
• 登録端末
• メールアドレス
• 振込口座の名義

発覚した場合、アカウントは強制停止となり、売上金の没収や今後の再登録もできなくなる恐れがあります。

とくに、近年のメルカリは本人確認（eKYC）やAIによる不正検知が強化されており、安易な複垢運用は非常に危険です。

関連記事：メルペイ現金化はバレる？違法性から安全な現金化方法まで徹底解説

メルカリの現金化方法②：カードで買った商品をメルカリで売る

自演購入よりもリスクが低く、正攻法で現金化したい人におすすめなのが、カード決済で購入した商品をメルカリで販売する方法です。

購入する商品や出品のタイミングを工夫すれば、高換金率を狙いつつ安全に現金化が可能です。

購入すべき換金率が高い商品は？

現金化に向いている商品は「需要が高く、価格が安定しているもの」です。以下は特に人気があり、換金率が高い定番ジャンルです。

関連記事：換金率の高い商品7選【2025年最新】即日現金化できるおすすめは？

出品時のコツ

カード決済で仕入れた商品を高換金率で売るためには、出品時のテクニックが重要です。

①市場価格を事前にリサーチする
メルカリで同一商品の「売却済み一覧」を確認して、相場価格をチェック。過去の落札相場に近い価格を設定することで、売れやすくなります。

②写真は清潔感・明るさを意識
商品の状態が分かりやすい写真（自然光＋正面＋付属品込み）を掲載することで、信頼性がアップし、購入率も上がります。

③商品説明は丁寧に書く
スペック・使用状況・付属品・購入時期など、買い手が気にする情報は漏れなく記載しましょう。

④発送方法は「匿名配送（らくらくメルカリ便）」が基本
購入者の安心感を高め、トラブル防止にもつながります。

二次流通での価格差に要注意

この方法の最大の落とし穴は、購入価格と販売価格のギャップ＝“赤字”になるリスクです。

たとえば、家電量販店で税込50,000円で購入したiPhoneが、メルカリでは45,000円前後でしか売れない…というケースも多くあります。

また、以下のような追加コストも換金率を下げる原因になります。

結果的に換金率が80％を下回るケースもあるため、「仕入れ先の選定」と「出品価格の見極め」が非常に重要です。

特に、新品・未開封商品は中古品より高く売れやすいため、カード決済時に状態選びも慎重に行いましょう。

メルカリの現金化方法③：メルカリで買った商品をリサイクルショップで売る

「出品が面倒」「購入者を待つ時間がない」そんな人におすすめなのが、メルカリで商品をカード決済購入し、届いた商品をリサイクルショップで売却する方法です。

この方法は、買い手を探す必要がなく、到着後すぐに現金化できるスピード感が魅力です。

購入商品と売却先の選定が成功すれば、比較的高い換金率も期待できます。

購入すべき商品ジャンル

リサイクルショップで高く売れる商品ジャンルは限られています。

以下のようなカテゴリは高換金率・高需要・査定額が安定しているためおすすめです。

新品・未使用品であることが査定額を大きく左右するため、購入時の状態に注意しましょう。

高く売れる買取店舗

どこに売るかによって換金率は大きく変わります。以下は高価買取実績があるおすすめの買取業者・チェーン店です。

できるだけ複数店舗で査定を取り、「相見積もり」することで最も高い買取額を得るのが鉄則です。

関連記事：換金率が高い家電商品7選！即現金化できるおすすめと購入方法

メルカリと店舗の価格差リスク

この方法の最大のデメリットは、販売価格を自分で決められないこと＝買い叩かれるリスクです。

たとえば、以下のようなケースがあります。

• メルカリで45,000円で購入したSwitchが、店舗査定で38,000円だった
• ReFaの美顔器が、新品でも5,000円引きでしか買い取ってもらえなかった

また、以下のようなコスト差もしっかり把握しておく必要があります。

想定していた金額よりも安く買い叩かれて、結果的に換金率が大きく下がることもあるため、「購入前の相場確認」「複数店舗の比較」は必須です。

メルカリの現金化方法④：メルカリ売上金を振込申請して現金化する

「余計な手続きやリスクを避けたい」「確実に現金化したい」という方にとって、最も安全かつ公式な方法が売上金を銀行口座に振り込む申請＝現金化です。

この方法は、商品を出品して売れた後の売上金をそのまま銀行口座へ送金するもので、メルカリの機能だけで完結できる唯一の現金化方法とも言えます。

アプリ／WEBでの振込手順

お急ぎ振込と通常振込の違い

メルカリの振込申請には、通常振込とお急ぎ振込の2種類があります。それぞれの違いを以下にまとめます。

急ぎで現金が必要な場合はお急ぎ振込が便利ですが、手数料が倍かかるため、金額によって使い分けが重要です。

売上金現金化の注意点

売上金の振込申請に関しては、以下のような注意点があります。

①振込手数料が必ず発生
1回の申請につき200円の手数料が発生します。少額の振込では手数料負けする可能性もあるため、まとまった金額で申請するのがおすすめです。

②200円以下の残高は振込申請できない
振込申請は200円以上からしか行えません。199円以下の売上残高では申請ができないため注意しましょう。

③メルカリと同一名義の銀行口座が必須
口座名義がメルカリ登録名と異なる場合は申請が通らず、エラーとなります。フルネームの漢字・カナ表記まで一致している必要があります。

④売上金には180日間の申請期限がある
売上金は「売上計上日から180日以内」に申請しないと失効の恐れがあります。

※口座登録済み・本人確認済みの場合は自動振込となります。

⑤銀行によって着金タイミングが異なる
通常振込の場合、平日午前9時までの申請で翌営業日に反映されます。

9時以降の申請は翌々営業日扱いになるため、時間にも余裕を持って手続きしましょう。

※ゆうちょ銀行など一部銀行は、さらに着金が遅れることがあります。

メルカリ現金化で過去に起きたトラブル・逮捕例

これまで紹介してきた現金化の方法は、いずれも“自己責任”のもとで行われるものですが、過去には実際に逮捕者が出た重大なトラブルも存在します。

特に2017年に発生した「現金出品事件」は、メルカリの現金化問題を一気に表面化させるきっかけとなりました。

本章では、この事件の流れと、現在のメルカリ規制の背景を理解するために、以下の3つの観点から解説します。

現金出品による出資法違反

2017年4月、SNS上で話題となった「現金がフリマアプリで売られている」という衝撃的な出来事。

実際に、1万円札×4枚が47,300円で出品されていたというケースもあり、メディアや世間の注目を集めました。

この仕組みは、クレジットカードで高額な現金を購入し、その売上を受け取ることでショッピング枠の現金化を行うものでした。

しかし、このような行為は「実質的に金利を取る貸し付け」とみなされ、出資法違反に該当します。

当時、4人の出品者が逮捕される事件へと発展しました。

「メルカリ上で現金を額面以上で販売し、高利で貸し付けたと同等の行為により、出資法違反容疑で男女4人が逮捕」

（出典：朝日新聞／2017年4月）

ポイント詐取・クレカ詐欺の温床として問題化

現金出品が禁止された後も、「チャージ済みSuica」「未使用ギフト券」などが出品されるなど、いたちごっこが続きました。

さらには、メルカリでクレジットカードを利用した不正購入 → 他アプリで換金 → 売上を引き出すといった「クレカ詐欺スキーム」の温床にもなっていたことが指摘されています。

また、一部ユーザーは「メルカリボーナス」「新規登録特典」などのポイントキャンペーンを不正利用し、実質的な現金化に悪用。

このような動きが広がる中で、メルカリ運営は対応を強化していきます。

メルカリ側の規制強化と禁止行為一覧

こうした問題の拡大を受けて、メルカリは利用規約と監視体制を強化しました。

現在では、以下のような行為はすべて明確に禁止されており、違反時にはアカウント凍結・出品停止といったペナルティが科されます。

【現金化目的と見なされる禁止出品例】

• 額面以上の現金（例：10,000円札を12,000円で出品）
• チャージ済み交通系ICカード（Suica／PASMOなど）
• Amazonギフト券・iTunesカードなどの金券類
• 商品性のない「お守り」「空箱」「魚の形をしたお札」などの偽装出品
• 「本人確認書類」や「架空請求用の台本」など犯罪に繋がる出品

また、近年はAIによる自動検知システムや本人確認（eKYC）も導入されており、不正検知精度は格段に上がっています。

メルカリ現金化より手軽で安全な現金化業者3選

メルカリを使った現金化は、確かに自力で完結できるメリットがあります。

しかし、実際には「商品が売れない」「アカウント停止のリスクがある」など、時間も手間もかかるのが現実です。

そんな中、即日で安全にクレジットカードを現金化したい方には、専門業者の利用が圧倒的におすすめです。

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メルカリ現金化は手間とリスクが多い。安全を取るなら業者が正解

ここまで、メルカリを使ったクレジットカード現金化の方法をいくつか紹介してきました。

確かに「自演購入」や「商品転売」によって現金化することは可能ですが、換金率のブレ・売却までの時間・メルカリの規約違反リスクなど、どの方法にも不安要素がつきまといます。

特に以下のような方には、メルカリを使った現金化はおすすめできません。

• いますぐ現金が必要な方
• 売れるまで待てない方
• アカウント停止やカード停止が不安な方
• 手間をかけずに安全に現金化したい方

そうした方にとって、手間なく即日で現金化できる「現金化業者の利用」が最も確実で効率的な選択肢です。

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