「今すぐ必要なものがあるけれど、手元にお金がない。」
「支払いが迫っているけど、給料日までもたない。せめて分割できれば助かるのに…」
そんな切羽詰まった状況でも、審査なしで“分割払い”ができる後払いアプリなら、今すぐ必要な支払いを柔軟に乗り切れる可能性があります。
とはいえ、ネット上では「後払いアプリ」の情報は多いものの、審査がなく分割に対応しているものだけをきちんとまとめて紹介している記事はほとんどありません。
そこでこの記事では、アトペイ編集部が実際に調査し、「審査なし×分割払い」に対応した後払いアプリを厳選してご紹介します。

審査なし×分割払い対応の後払いアプリ7選【編集部厳選】
「後払いアプリはたくさんあるけど、分割払いができて、しかも審査なしで使えるものはどれ?」
そんな疑問に答えるべく、本記事では“分割払い×審査なし”に絞って厳選したアプリを紹介します。
アプリ名 | 分割回数 | 手数料 | 審査 | 本人確認 | 即日利用 | 現金化可否 |
Paidy | 最大12回 | 一部有料(3回まで無料) | なし | あり | 可能 | ○ |
SmartPay | 最大3回 | 無料 | なし | あり | 可能 | △(物販経由) |
アトカラ | 最大6回 | 無料(利用条件あり) | なし | あり | 可能 | △(店舗次第) |
ultra pay | チャージ後、クレカ側で分割 | クレカ設定次第 | なし | あり | 可能 | ○ |
ファミペイ翌月払い | 最大12回 | 無料 | なし | あり | 可能 | ○ |
Kyash | チャージ後、クレカ側で分割 | クレカ設定次第 | なし | あり | 可能 | ○ |
Oliveフレキシブルペイ | 1回〜分割に切替可 | クレカ設定次第 | なし(SMBC口座連携要) | あり | 可能 | △(ギフト券・電子マネー経由で可能) |
※「分割可」とは、アプリ自体または連携カード側で支払いを複数回にできる仕組みを含みます。
※「現金化可否」は公式には非推奨ですが、ギフト券購入や転売を経由した実質換金の可能性を含めた表記です。
※全アプリとも高額利用や長期利用時には本人確認が求められるケースがあります。
各アプリの特徴を押さえたところで、ここからは個別に詳しく解説していきます。
Paidy(分割12回・翌月あと払い)
分割払いの使いやすさで選ぶなら、まずはPaidy。
本人確認を済ませると無料で「ペイディプラス」にアップグレードでき、3回・6回・12回の分割払いに対応します。
注目すべきは、3回払いまでは手数料が無料という点。急な出費でも金利の負担なく少しずつ返済できるため、まとまった支払いが難しい人にとって非常に実用的です。
また、審査は外部の信用情報ではなく、アプリ内での利用状況に応じた独自判断のため、クレカの審査に不安がある人でも安心して使い始められます。
Paidyの概要 | |
分割回数 | 3回・6回・12回(本人確認必須) |
手数料 | 3回まで無料、6回以上は有料 |
審査 | なし(社内独自基準) |
本人確認 | 必須(分割利用時) |
即日利用 | 可(バーチャルカード発行) |
利用上限 | 初期3万円〜最大25万円 |
現金化 | 現金化業者の利用 Apple製品の転売 ギフト券経由 |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
SmartPay(3回払い・手数料無料)
分割手数料ゼロで使える、数少ない後払いアプリがSmartPayです。
支払いは自動的に3回払いに分割され、しかも手数料は一切かかりません。
1回目の支払いは商品購入の翌月、2回目・3回目はその翌月以降に自動引き落としされる仕組みで、支払い負担を無理なく分散できます。
他のアプリと違い、「3回払い」がデフォルト設計になっているため、分割設定が不要なのも初心者に優しいポイント。
審査は外部の信用情報ではなく、支払い口座の残高やカードの利用枠、過去のアプリ内利用状況に基づくAI審査のため、信用スコアに自信がない方でも試しやすい設計になっています。
SmartPayの概要 | |
分割回数 | 自動で3回払い(変更不可) |
手数料 | 完全無料 |
審査 | なし(AIによる内部審査) |
本人確認 | なしでも利用可(上限制限あり) |
即日利用 | 可(登録完了後すぐ) |
利用上限 | 本人確認なし:12万円/あり:30万円 |
現金化 | △(物販経由) |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
アトカラ(最大6回払い・審査なし)
最大6回は手数料ゼロで分割できる、分割に強い後払いアプリが「アトカラ」です。
本人確認と会員登録(包括与信型)を行えば、3~36回払い(最大50万円)に対応し、そのうち3~6回までは分割手数料0%で利用可能です。
ネットショッピングだけでなく、街ナカの加盟店での対面決済にも対応しており、スマホだけで買い物から支払いまで完結する点が魅力です。
また、審査は「電話番号+メールの都度与信型」でも「本人確認付きの会員型」でも可能で、クレジットカード不要・審査ハードルが低いのも特長です
アトカラの概要 | |
分割回数 | 3~36回(本人確認+会員登録後) |
手数料 | 3~6回まで無料、それ以上は13%前後 |
審査 | なし(都度与信型/簡易)+会員登録型(本人確認含む) |
本人確認 | 免許証・マイナンバーカードなどでeKYC |
即日利用 | 可(都度与信型なら登録後すぐ) |
利用上限 | 最大50万円 |
現金化 | △(商品購入→転売が可能だが規約違反の可能性あり) |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
ultra pay(プリペイド型・チャージ後分割設定)
後払いチャージで即日プリペイド利用、分割払いも自分でコントロールできるのが「ultra pay」です。
本アプリでは、「ミライバライ」機能を使うことで最大5万円まで後払いでチャージ可能。その後、チャージ済みの残高をクレジットカード経由で支払えば、カード側で分割設定を行うことで実質的な“分割払い”が可能になります。
審査は信用情報を使用せず、ultra payアプリ内での利用履歴と未払い状況だけをチェックする独自方式。そのため、収入や職業に不安のある方でも利用できるハードルの低さが魅力です。
また、即日バーチャルカード発行によりAmazonギフト券などの購入もできるため、柔軟な支払いや現金化ニーズにも対応可能です。
ultra payの概要 | |
分割回数 | クレジットカードで分割設定(アプリ側では一括チャージ) |
手数料 | クレカ設定次第(アプリ側では手数料なし) |
審査 | なし(アプリ内独自基準) |
本人確認 | 原則不要(高額利用時は必要) |
即日利用 | 可(バーチャルカード即発行) |
利用上限 | 初期1万〜最大5万円 |
現金化 | ○(現金化業者の利用またはギフト券・換金性商品購入が可能) |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
ファミペイ(翌月一括+スキップ/分割機能)
ファミペイは「翌月→スキップ→分割」と自由自在に支払いを調整できる柔軟な後払いアプリです。
通常は翌月27日に一括支払いですが、スキップ払いを使えば最大3ヶ月(以前は6ヶ月)の繰り延べが可能で、分割払いも対応しています。
たとえば、一括では負担が大きい場合に2回分割を選べば手数料0円で支払いを分けることができます
利用枠は初回最低5,000円程度ですが、実績に応じて最大10万円(場合によっては最大40万円)まで拡大可能。
ファミペイの概要 | |
支払い方式 | 翌月一括払い+スキップ機能+分割払い対応 |
分割回数 | 最大12回(アプリ設定で選択可) |
スキップ延長 | 最大3ヶ月(以前は6ヶ月) |
手数料 | 一括&2回分割:無料 スキップ・分割3回以上:年率9~18%程度 |
審査 | あり(口座登録・独自審査) |
本人確認 | 銀行口座登録が本人確認代替 |
即日利用 | 銀行口座登録~審査通過後すぐに利用可能 |
利用上限 | 初期:5,000円程度 最大:10~40万円(実績次第) |
現金化 | ○(バーチャルカード等を通じて現金化ルートあり) |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
Kyash(残高払いだがクレカチャージで擬似的に分割可能)
分割機能はないものの、クレジットカードを通じて“実質分割払い”が可能な後払いアプリがKyashです。
Kyash自体はプリペイド型アプリで、支払いは残高からの即時引き落としになりますが、あらかじめクレジットカードで残高をチャージすることで、チャージ元のカード側で分割払いを設定することができます。
特にリアルカードの発行や「イマすぐ入金」機能を活用すれば、最大5万円まで即時チャージし、あとから分割払い化するといった使い方も可能。
また、審査は信用情報を使わないKyash独自の仕組みで、本人確認を済ませれば誰でも利用可能。無職・学生でも分割チャージの仕組みを活用した運用ができます。
Kyashの概要 | |
分割回数 | クレカチャージ時にカード側で設定(アプリ自体は残高一括払い) |
手数料 | アプリ利用時:500~1,800円(固定) ※カード分割時の手数料はカード会社基準 |
審査 | なし(本人確認のみ) |
本人確認 | 必須(リアルカード・高額チャージ利用時) |
即日利用 | 可能(バーチャルカード即発行) |
利用上限 | 最大5万円(本人確認済み) |
現金化 | △(ギフト券・電子マネー経由で可能) |
アプリURL | AppStore |
GooglePlay |
Oliveフレキシブルペイ(カードモード切替)
スマホバンク「Olive」連携で、カードモードに切り替えると分割払いが可能に。
Oliveフレキシブルペイは、SMBC系銀行口座がベースとなるスマホバンク「Olive」内の支払い機能です。通常の即時決済以外に、カードモードに切り替えることで実質分割払いに対応しています。
分割回数・金利はクレジットカード会社の条件に準じますが、銀行口座直結&審査なしで利用開始できる点が他社にない強みで、クレカ審査に不安がある方にも向いています。
なお、支払いはOliveアプリ内で完結し、払い忘れ・使いすぎを防ぐ通知機能もあるため、返済管理がしやすいのも魅力です。
Oliveフレキシブルペイの概要 | |
分割回数 | クレカ条件に準じる(カードモード使用時) |
手数料 | カード側の設定次第 |
審査 | なし(銀行口座連携) |
本人確認 | あり(Olive口座開設時) |
即日利用 | 可(口座開設完了後、即カードモード切替) |
利用上限 | 銀行口座残高・カード枠に依存 |
現金化 | △(ギフト券・電子マネー経由で可能) |
公式サイト | Oliveフレキシブルペイ |
分割払い可能な後払いアプリの仕組み
「分割払いができる」と聞いても、実際には何回まで可能なのか、手数料はかかるのかなど、仕組みが分かりづらいという人も多いはずです。
ここでは、後払いアプリにおける分割払いの基本ルールや注意点をわかりやすく解説します。
失敗しないためにも、事前にこの仕組みを理解しておきましょう。
分割払いの2・3・12回払いの違い
後払いアプリの分割払いは、回数によって支払い負担や条件が大きく異なります。
月々の返済額を抑えられる一方、回数が増えると手数料が発生し、トータルコストが高くなる場合もあるため注意が必要です。
たとえば「Paidy」は3回払いまでは手数料無料ですが、12回払いでは手数料が発生します。逆に「SmartPay」は3回まで完全無料です。
そのため、自分の返済スケジュールや生活費に合わせて、無理のない回数を選ぶことが重要です。
分割には手数料がかかることも
すべての分割払いに手数料がかかるわけではありません。
一部の後払いアプリでは、2~3回払いまで手数料を無料にしている場合があります。
「SmartPay」は3回まで完全無料、「Paidy」も3回払いまでは手数料ゼロで利用できます。
「分割=コストがかかる」と思い込まず、手数料無料の回数を活用すれば、費用を最小限に抑えることができます。
分割回数は途中できない
一度設定した分割回数は、基本的に途中変更できません。
契約時に支払い回数が確定するため、変更には再契約や一括返済が必要になることが多いです。
たとえば「Paidy」では、分割回数を後から変更する機能は用意されておらず、あらかじめ決めたスケジュール通りの支払いが求められます。
そのため、申し込み時点で生活状況に見合った回数を慎重に選ぶことが大切です。
分割払いでも審査が不要な理由
一部の後払いアプリでは、分割払いであっても審査なしで利用可能です。
その理由は、クレジットカードのように信用情報を参照するのではなく、アプリ内の利用履歴やチャージ方式をもとに判断される独自の仕組みを採用しているからです。
たとえば「バンドルカード」や「Kyash」は、チャージ型の仕組みを使っており、厳密な審査を行わずに利用できます。
クレカに通らない人でも、手軽に分割払いに近い形で支払いを分散できる選択肢が用意されているのです。
後払いアプリの選び方
後払いアプリはサービスの種類が多く、何を基準に選べばよいか迷う方も多いはずです。
ここでは「分割払いができる」「審査が不要」という基本条件に加えて、用途に応じた選び方のポイントを4つに分けて解説します。
支払い形式(リボ・分割・一括)をチェックする
後払いアプリを選ぶ際には、「リボ払い・分割払い・一括払い」の違いを事前にチェックしておくことが非常に重要です。
なぜなら、同じ後払いでも支払い形式によって返済負担や手数料、使い勝手が大きく異なるからです。
たとえば「一括払い」は翌月に全額支払うためシンプルですが、手元に現金がないと厳しくなります。
一方、「分割払い」は支払いを数ヶ月に分散できるため負担を抑えやすく、「SmartPay」や「Paidy」のように手数料無料で分割できるアプリもあります。
ただし、「リボ払い」に関しては、月々の支払いが一定な代わりに手数料(利息)が高くつきやすいため注意が必要です。
そのため、アプリを選ぶ前に「支払い形式」が自分に合っているかをしっかり確認しておきましょう。知らずに使うと、想定以上の手数料が発生して後悔するケースも少なくありません。
即日利用できるか
「今すぐ必要なものがある」「今日中に支払いが必要」そんなときは、即日で使える後払いアプリを選ぶことが最優先です。
なぜなら、後払いアプリの中には申込みから数日かかるものもあり、急ぎの支払いには間に合わない可能性があるからです。
たとえば、「SmartPay」や「Paidy」なら審査不要 or 簡易審査のみで即日利用が可能です。
こうしたアプリを選べば、申込み後すぐにネットショッピングや実店舗での支払いに使えます
公共料金に対応しているか
水道光熱費やガス代の支払いが迫っているのに、手元に現金がない。
そんなときは、公共料金に対応した後払いアプリを選ぶことで即時に支払いを済ませることができます。
公共料金に対応したアプリなら、支払い用紙に記載されたバーコードをスマホで読み取るだけで、その場で後払いに切り替えられるからです。
たとえば、「Oliveフレキシブルペイ」は、水道光熱費などの支払い元に設定しておくと、毎月自動で決済が行われるため支払い忘れも防げます。
「今月ちょっと厳しい…」というときでも、スマホ1つで支払いを先延ばしにできるのは大きなメリットでしょう。
ネットショッピングの支払いに使えるか
ネットショッピングで使いやすい後払いアプリを選ぶなら、バーチャルカード対応のアプリが圧倒的におすすめです。
バーチャルカードがあればクレジットカードと同様にVISAやMastercard加盟のECサイトならどこでも使えるからです。
たとえば「Paidy」では、本人確認を完了させるとVISAブランドのバーチャルカードを即時発行でき、Amazonや楽天市場、ファッション通販サイトなど幅広いネットショップで後払い決済が可能になります。
他には「Kyash」などもアプリ内でバーチャルカードを採用しており、チャージ型やクレカ連携を通じて後払い的に使えるケースが増えています。
どのサイトで買うか決まっていない方には、汎用性の高いバーチャルカード型アプリが特におすすめです。
審査なし後払いアプリを利用する際の注意点
審査なしで使える後払いアプリは、手軽さや即日性が魅力ですが、その一方で注意すべきリスクや制限も存在します。
事前にルールを把握しておかないと、「限度額が少ない」「支払い遅延で信用に傷がつく」といったトラブルに繋がる可能性も。
ここでは、初めて使う人でも安心して利用できるよう、後払いアプリの注意点を4つに分けて解説していきます。
審査なしの後払いは少額からの利用開始になる
審査不要の後払いアプリでは、多くの場合、最初の利用可能額が3,000円〜5,000円程度に制限されています。
なぜなら、信用情報や収入審査を行わない以上、アプリ側はユーザーが期日通りに支払えるかどうかを把握できないため、リスクを抑えるために限度額を低めに設定しているからです。
たとえば「Paidy」は、初回は1~3万円の利用枠から始まり、利用実績に応じて段階的に限度額が上がる仕組みになっています。
実際に、数ヶ月遅延なく使い続ければ、1万円→3万円→5万円と増枠されるケースも珍しくありません。
最初は少額でも、信用を積み重ねていけば十分に実用レベルまで引き上げることが可能です。
支払い遅延で信用スコアに影響
後払いアプリの支払いを遅延すると、信用スコアに悪影響を及ぼす可能性があります。
なぜなら、後払いアプリは「期日通りに支払う」という契約を前提に提供されており、その信頼が崩れると利用制限やブラックリスト化につながることがあるからです。
たとえば、Paidyやファミペイ翌月払いでは、支払い遅延が続くとアプリ内の利用停止・利用額制限だけでなく、遅延損害金の請求や信用情報への登録といった対応が行われることがあります。
さらに、あまりに延滞が悪質と判断された場合には、法的措置(例:強制執行や差し押さえ)に発展する可能性もゼロではありません。
たとえ審査がないアプリであっても、支払い期日は厳守し、計画的に利用することが長く便利に使う最大のコツです。
アプリによっては支払先が限定される
後払いアプリを選ぶ際には、そのアプリがどこで使えるのかを必ず確認する必要があります。
アプリによっては対応している店舗やサービスが限定的で、せっかく登録しても「使いたい場面で使えない」ことがあるからです。
たとえば、「楽天後払い」は楽天市場専用、「ZOZOTOWNツケ払い」はZOZOTOWN限定といったように、特定のECサイトのみでしか利用できない後払いアプリも少なくありません。
一方で、「Paidy」や「バンドルカード」のようにVISA加盟店であれば幅広く使えるバーチャルカードタイプの後払いアプリは、使える支払先の自由度が高く便利です。
後払いアプリを選ぶときは、利用できる店舗の種類や範囲を事前にチェックして、用途に合ったサービスを選びましょう。
解約や未払がバレやすい
後払いアプリは、家族や第三者に「未払いや延滞がバレる」可能性があります。
一部のアプリでは、支払いに遅延があると請求書や督促状が登録住所に郵送されることがあります。
たとえば、「NP後払い」や「ZOZOTOWNツケ払い」では、紙の請求書が自宅に郵送されるため、家族に見られるリスクがあります。
さらに「Paidy」では支払い遅延が発生した場合には再請求書や督促状が届くこともあるため、未払いや延滞が第三者に発覚するきっかけになりやすいのです。
こっそり利用したい人は、「請求書が郵送されない」「アプリ内で完結する」タイプの後払いアプリを選ぶのが安全です。
審査なし分割可能なアプリについてよくある質問
最後に、審査なしで分割できる後払いアプリについてよくある質問にアトペイ編集部が回答していきます。
分割払いでも審査なしって本当?
A:一部の後払いアプリでは、分割払いでも信用情報を使わずに審査なしで利用できます。
これは、クレジットカードのような金融審査を行わず、アプリ内の利用実績や本人確認の有無だけで判断する“独自の与信モデル”を採用しているためです。
たとえば、「Paidy」は本人確認を行うことで3回・6回・12回の分割払いに対応しますが、外部の信用情報機関を通さず、アプリ内の利用状況に基づく簡易審査のみで分割払いを提供しています。
つまり、分割=必ず審査があるというわけではありません。
アプリごとの仕組みを確認し、審査不要で分割ができるものを選べば、クレジットカードがなくても分割払いが可能になります。
本人確認はある?
A:後払いアプリには、本人確認が必要なものと不要なものの両方があります。
サービスによって後払い機能の提供条件が異なり、本人確認をしないと使えないアプリもあれば、登録だけで後払い可能なアプリもあるからです。
たとえば「メルペイ」では、本人確認を完了しない限り「スマート払い(後払い機能)」が利用できません。
一方、「atone」は会員登録さえ済ませれば本人確認なしでも後払い決済が可能で、クレジットカードや銀行口座の登録も不要です。
本人確認を避けたい場合は、atoneやバンドルカードのような“本人確認不要で使えるアプリ”を選ぶのがベストです。
ただし、本人確認を済ませることで限度額の増加や分割払い機能の開放などのメリットもあるため、可能であれば実施しておくことをおすすめします。
ブラックリストでも使える?
A:ブラックリスト状態(信用情報に事故情報がある状態)でも使える後払いアプリは存在します。
なぜなら、すべての後払いアプリが信用情報機関(CICやJICCなど)を参照しているわけではなく、アプリ内の利用履歴や登録情報だけで審査を行う独自基準のサービスもあるからです。
たとえば「Kyash」は信用情報を照会せずに後払い機能を提供しており、過去にローンやクレジットでトラブルがあった人でも利用できた事例があります。
ただし、支払い遅延を繰り返すと、アプリ内での信用スコアが下がり、利用停止や限度額制限につながることもあるため注意が必要です。
他に分割払いができる後払いアプリは他にもありますか?
A:審査は必要になりますが、PayPayクレジットやメルペイスマート払い、NP後払いなども実質的に分割払いが可能なケースがあります。
アプリ名 | 分割方式 | 審査 | 分割回数 | 備考 |
PayPayクレジット | クレカ併用で実質分割 | 簡易審査あり | カード側分割 | キャリア決済+カード |
メルペイ | 定額払いで返済調整 | 全額一括払いなら審査なし | 定額払い | 手数料あり |
NP後払い | 一括払い×コンビニ分割 | 審査あり | 分割不可だが支払先分割可 | 返済スケジューリング可 |
後払いワイド | 本格分割OK(〜72回) | 審査あり | 最大72回 | 新規は受付終了 |
まとめ
審査なしで分割払いができる後払いアプリは、信用情報に不安がある方や、今すぐにお金が必要な方にとって強力な選択肢です。
たとえば「Paidy」や「SmartPay」は、本人確認さえ行えば、審査不要で手数料無料の分割払いが可能で、ネットショッピングなどにも幅広く使えます。
さらに「Kyash」などの信用情報を参照しないアプリも多数登場しており、ブラックリスト状態でも使える現実的な抜け道となっています。
しかし、「少額からスタート」「支払い遅延のペナルティ」「アプリごとの対応範囲の違い」など、利用にはいくつかの注意点もあるため、やみくもに使うのではなく自分の状況に合ったアプリを選び、期日を守って計画的に利用することが何より重要です。
この記事で紹介したアプリや注意点を踏まえ、安心・確実な方法で後払いを活用しましょう。
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